30代女性　袋井市内から来院です。

◎症状
・右肩から首がパンパンに張っている
・少しめまいがするような（フワフワする感じ？）

◎原因と思われること
・お子さんの遠足に帯同して長く歩いて疲れた
・裁縫仕事が続いた（お子さんの袋作り）

◎所感
触らなくても明らかにわかるほど右肩は盛り上がってました。

おそらく手の使い過ぎ→たくさん歩いて身体が疲労→症状発生というパターンなので、手から腕を重点的に施術。めまいも手からの影響ではないかと思われました。

施術後は右肩の盛り上がりはかなり治まりました。自覚症状はまだ残っていましたが、無理しなければ日ごとに収まっていく感じです。

肋骨にも手を入れました。胸郭の動きが悪く、固まってましたから結構しんどかったと思います。

症状が残っても良いのか？

開業から数年は施術後に必ず施術前とどう変化したかを確認していましたが、現在はすべての人に確認は取っておりません。

なぜなら翌日、2日後くらいに変化する場合が多々あることを知ったからです。

実はこの患者さんがまさにそのケースで、症状が出てなかなか良くならないとウチにいらっしゃいます。今回もそうでしたが、施術直後はあまりスッキリしないらしいです。

ただ、いつも翌日くらいから、遅い時は翌々日くらいから症状が取れてくるとのこと。

すぐにその場で変化や結果が出た方が、患者さんも施術者側も喜ばしいことですが(笑)、長年のものや急性期で痛みが激烈なものではすぐに変化が出ないことが多いのです。

 

え～症状が変わらない？マジかいな？！

と、焦って施術時間を伸ばしてあれこれやる方が、患者さんの身体に負担がかかって、かえって良くない結果になってしまう可能性が高いかもしれません。（経験済みです・・・）

なので自分はここまでやったから大丈夫！と終わります。終わらせます。（ここらへんのさじ加減は難しく、やり残したことや足らないこともあるかと思いますが・・・）

この方のように日ごとよくなってくる、ということは、やはり本人の身体が症状を解消しているということです。ベタに言うと「自然治癒力」とか「自己回復力」ってやつですね。

だから私の施術はあくまでもご本人のそういった力を出しやすくするための土台作り・素地作りといったところです。

過度な期待は禁物です（弱気）。