新年あけましておめでとうございます。

年末に、腰痛でご予約いただいていたからキャンセルの申し出があり、年明けにあらためて来院されました。

話を伺うと、数日間入院していたとのこと（！）理由を訊ねると「急性膵炎」。

夜中にお腹に激痛が走って、たまらず病院に駆け込んだら急性膵炎と判明し、1週間ちょっと入院していたそうです。

という話をしている姿をふと見ると、以前よりも何だか元気そうだし、背筋が伸びています。

何だか調子良さそう見えますが？と訊くと、たしかに以前の腰痛がほとんど消えているとおっしゃいました。

実際触ってみると、腰にあったコブのような筋の緊張が減っています。

おそらく膵臓の影響が腰に出ていたのだと思われます。

通常、入院で寝たきりだと身体をあまり動かせないので、あちこち痛くなったり凝り固まったりしますが、この方はむしろ腰が楽になったのです。

食べ過ぎ飲み過ぎで膵臓に負担がかかり、膵臓そのものが炎症を起こしたのですが、腰もその被害を被っていたわけです。

腰痛や肩こりでウチにいらっしゃる方には、内臓のトラブルからくる可能性についても説明していますが、まさに今回のケースも内臓の影響から腰痛になっていたのでした。

過去には、覚えているだけでも

・心臓→肩、アキレス腱
・腎臓→腰
・子宮→腰
・十二指腸→膝

というケースがありました。

筋・骨格系にあまりにも長引く痛みがあるとしたら、内臓のトラブルが原因かも？と疑ってみる必要があるかもしれません。血液検査で引っかかる方も同様です。

施術する側も、いろいろな原因があることを頭に入れておかないといけません。