足半は基本的に屋内で使用するものです。スリッパ代わりですね。外でも履いているツワモノもいらっしゃるみたいですが、指先とカカトがはみ出ているので一般的には屋外では履くことは難しいと思います。

ふだん屋内で生活している人なら足半の使用頻度が高まって効果を感じやすいのですが、屋外で靴を履いている時間が長い方にとっては足半を履く機会が少なく、せっかく購入されても部屋のオブジェになりかねません。

そこで当院では足半の代わりになるものも置いています。それが『ヤギ足くつ下』です。

普通のくつ下とはちょっと構造が異なります。一見すると足袋型のくつ下に見えますが、ヤギ足くつ下は母趾と第2趾がまとまっているのです。足袋型くつ下は母趾と第2趾に分かれ目がありますが、ヤギ足くつ下は第2趾と第3趾の間になります。

見た目がヒヅメみたいなのでそこから「ヤギ足」というネーミングがついています。羊やラクダでも良かったかもしれませんが(笑)

足半と違ってこれはくつ下ですから、ずっと履いていられます。狙う効果としては足半とほぼ同じで、大まかに言うと浮き指の予防、アーチの再生です。やはり指のまとめ方が違うのがミソです。

(※足半とヤギ足くつ下併用が最強です!)

指のまとめ方で変わること

浮き指というのは主に第2~4趾に起こります。(小趾(こゆび)は浮くというよりも捻れていることが多いです。)一方、母趾は比較的動きがあって浮きっぱなしということは少ないように思います。

だから浮き指になっていて、かなり足の形が悪くなっている人でも母趾は割とまともなことが多いんです。

ということで母趾と第2趾をリンクさせると2趾が母趾につられて浮きっぱなしになることを防ぐのが狙いです。

また、下の図を見るとわかりますが、母趾の腱は独立していて第2趾の伸筋腱(長指伸筋腱)は足首の手前あたりで他の3本の趾の腱とまとまっています。(赤丸で囲んであるところです)なので2趾の動きに第3~5趾も連動するのです。つまりは第2趾だけ母趾とまとめておけば、他の趾も浮きにくくなるということです。

じゃあいっそのこと母趾と第2,3趾もまとめちゃえば?その方がもっと浮きにくくなるのでは?と思って試してみましたが、たしかに浮きにくくはなるのですが、重心が外に行き過ぎてしまうのでよろしくありませんでした。。。

ということで、指を2-3に分けて履くというのが一番オススメですね!ちなみに足半もこの履き方でオススメしています。初めのうちは指股が痛くなるかもしれませんが、徐々に慣れてきます。

このヤギ足くつ下は1足1500円。色はブラックしかないのでたまに他の色はないの??と言われますが、なんせ指先の加工に手間がかかっているのでカラーバリエーションが増えると経費がかかりすぎて(汗)ということですのでご理解ください。

サイズはS、M、L、2Lの4種類で、ハイソックスタイプと普通丈、アンクル丈の3種類があります。

実際履いている人に何か変わった?と聞くと、

「何か気持ち良い」
「長く歩いても疲れにくくなった」
「足が温かい」

などとけっこう好評です。

すぐに浮き指や外反母趾が治るということはありませんが、気持ち良いとか足が温かいと感じる人がいるということは、趾が浮かずにしっかりと機能しているということが言えるのではないでしょうか。

足半に比べて刺激が少ないので物足りなさを感じる人もいますが、ヤギ足くつ下を履いている患者さんの足(脚)を調べると、明らかに変わります。むしろ足半よりも長く履いていられるケースが多いので変化しやすいのだと思います。

靴を履いている時間が長い方は足半よりもこちらをオススメです!